アドボケイトリーダーズサミットを終えて〜今後のリーダー養成施策の方向性をまとめました〜

アドボケイトリーダーズサミットを終えて〜今後のリーダー養成施策の方向性をまとめました〜

全国で子どもアドボカシー活動を実践するリーダー層の育成を目的に、初めて「アドボケイトリーダーズサミット」を開催しました。
本サミットでは、トレーナー・スーパーバイザー(SV)等の経験交流を通じて、今後のリーダー育成の方向性を探りました。

♦︎リーダーズサミットの概要

  • 開催日時:2025年2月8日(土)〜2月9日(日)
  • 開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
  • 参加人数:1日目31名、2日目34名
  • 実施内容
    • 1日目
      下記のような内容をグループワークを通して実施しました
      ・今社会に求められるリーダーシップとはなにか
      ・より良い関係性づくりのための行動心理学の視点から人のタイプを学ぶ
      ・目標達成に導く考え方GROWモデルの導入
      ・子どもにとっての遊びの役割
    • 2日目
      ・GROWモデルで自身の団体を振り返る
        G:Goal(目標)
        R:Reality(目標に対しての現実)
        O:Options(GoalとRealityのギャップを埋めるための行動や施策の選択肢)
        W:Will(意志)
      ・他団体のGROWを知り、自団体に活かすワーク
    • 交流会

♦︎リーダーズサミットのアンケート結果

リーダー養成の素案を作成するにあたり、アンケート結果を参考にしております。
そのため、アンケート結果の概要をお伝えします。

■1日目の満足度

■満足度の理由

・ファシリーテーターによるワークショップによって、参加者同士でコミュニケーションがとれた事で、アドボケイト活動の質問や様々な経験の話をグイグイ聞く事ができる関係作りができました。

・「遊び」が果たす役割や「遊び」を通してのコミュニケーションの重要性を改めて認識しました。


■2日目の満足度

■満足度の理由

・日々の業務に追われる中で、みんなで振り返る時間を取ることが難しいので、よい機会になった。また、他団体の様子もヒアリングしながら進められ、課題に対して具体的なアイデアや先進事例を得ることができた。

・自身のチームで方向性を話し合う機会が持てたのが良かった。いろんな気づきや展望が広がった。

・それぞれの団体の方とのGROWワークは、チームビルディングの参考になった。リーダーとしてどのように組織を作っていくのか、具体的なアプローチを示唆してもらった。


■学んだこと、意識が変わったこと

【組織やリーダー層の育成の大切さへの気づき】

・組織体制・人材育成の重要性を感じ、弊団体でも基盤強化に力を入れていく必要性を感じた

・核となるアドボケイト、トレーナー、コーディネーターと役割分担する時のために、常にリーダー育成も考えながら、進めていく重要性を感じました。

同じ団体メンバーとの意識共有】

日々の現場のことではなく、組織などの大きな視点で目標の明確化や仲間同士の意識共有の時間がとれてよかった。

【他団体から学び、自団体を知る】

・各地の活動を知ると同時に自らの団体を語ることで、普段とは異なる視座からアドボカシーを考えることができたと思います。

・今後の活動の広がりを見据えると、活動内容の違いがあるからこそ、それぞれの知見の分かち合いがとても貴重だということに気付かされました

・団体の発展段階で、課題が異なってくるということが明らかになった。


■今後希望する研修会やイベントのテーマ

・SV育成とリーダー育成それぞれに合わせた研修・各団体の活動実践や課題

・アクションを共有し、解決し合う場 
 ー「人、物、金」等大きくテーマ分けがあり、各団体が実際に直面した課題をどう乗り越えたのかが知れる 
 ー団体の発展段階に合わせた意見交換

・アドボケイトの育成システム(スキルアップ、ケアリング)について

・安心・安全なチームづくりの進め方

♦︎今後のリーダー養成施策

今回のリーダーズサミットを通して、各団体が始まったばかりの意見表明等支援事業を手探りで進んでいることが見えてきました。
日々の事業の中で同じ団体メンバーとであっても団体の組織や事業について考えを深める時間がとれていないことや、
団体の壁を越えて課題を気軽に相談できたり、互いに学び合える環境がないという状況にあります。
こうした課題感から下記のような施策の方向性をとりまとめました。

1. 目的

  • 各団体のリーダー育成と組織運営力の強化
  • 課題解決能力の向上と団体間の連携促進

2. 施策の方向性
  • 団体間のネットワーク強化
    団体相互に知見共有や相談できる関係性・体制の構築に繋げる
    • オンラインリーダーズ勉強会や交流会の開催(年数回を想定)
    • 対面でのリーダーズサミットの開催(年1回を想定)
  • リーダースキルの向上
    下記のような内容を勉強会や交流会、サミットで実施
    • 『リーダーシップ研修』
      チームビルディンやコーチング、ファシリテーションなどの基礎を学ぶ
    • 『課題解決ワークショップ』
      各団体の具体的な課題と解決策を深掘り
    • 『先輩団体に聞く!事例検討会』
      先輩団体が直面した課題とそれに対してのアクションから自団体へと還元する
    • 『テーマ別勉強会』
      団体の発展段階やニーズに応じた研修の実施(アドボケイトの継続的な育成などをテーマに)