【調査結果のご報告】子どもの意見表明等支援事業に関するアンケート(2024年度)

【調査結果のご報告】子どもの意見表明等支援事業に関するアンケート(2024年度)

この度、大分大学権利擁護教育研究センター協力のもと、全国の児童相談所設置自治体79自治体(47都道府県、32市区町村)を対象に、「子どもの意見表明等支援(子どもアドボカシー)事業」の実施状況や課題を把握するためのアンケート調査を実施しましたので、調査結果をご報告させていただきます。

回答にご協力いただいた民間団体・自治体の皆さま、本当にありがとうございました。

調査結果レポートhttps://drive.google.com/file/d/1GkBSwCJj8ez4Y8nSF...

【実施概要】

  • 調査対象:児童相談所設置自治体79自治体(47都道府県、32市区町村)の「子どもの意見表明等支援事業」の実施者
    *こども家庭庁HP児童相談所一覧 (2024.10.1時点) https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/jisou...
  • 回収数:77.2%(61自治体)
  • 調査方法: オンラインで実施(回答票URLをメール送信し、不明点は電話で確認した)
  • 実施期間: 2024年10月2日〜11月15日

【調査結果サマリー】

  1. 事業の実施状況
    ・77.0%(47自治体)が事業を実施中、うち約7割が民間団体に委託
  2. 意見表明等支援員の属性
    ・約8割が女性、年代は50代以上が最多
    ・意見表明等支援員の数は、1~10人で活動しているとの回答が52.8%で最多
  3. 支援員の活動状況
    ・一時保護所や児童養護施設を中心に活動している自治体が多数
    ・頻度は、週1回から年1回までと地域差が大きい
  4. 事業の課題
    ・支援員の不足、予算不足、関係機関との調整が昨年度に続き課題となっている
    ・離島派遣や施設間での温度差の課題も指摘されている
  5. 育成・報酬
    ・意見表明等支援員の研修については、事前・事後研修を実施している団体は5割にとどまり、研修体制が十分に整備されているとはいえない
    ・報酬は、ほぼ全団体で支給されているが、弁護士への報酬額はそれ以外の者に比して高いことが示された
  6. 運営体制と連携
    ・児童福祉審議会での「こどもの意見表明を審議する権利擁護部会等」の設置については、8割以上の自治体が設置
    ・運営体制としてスーパーバイザー、トレーナー、コーディネーターの配置については、いずれの職種も5割を超えておらず、研修についても十分ではない

【子どもの意見表明等支援(子どもアドボカシー)事業普及のための取り組み

今年度は昨年度に続き、⼦どもアドボカシー事業の取り組みが進んでいない地域においても、社会的養護を受けている⼦どもも、等しく意⾒表明権を⾏使できる基盤をつくることを⽬的として、⼦どもアドボケイト(意⾒表明等⽀援員)を養成する講座や、子どもアドボカシー事業の導入/導入して間もない自治体・民間団体などを対象に、事業の準備や実施に関するご相談にお答えする「子どもアドボカシースタートアップサポート」を実施。また、意見表明等支援(子どもアドボカシー)事業の実践者や関係者向けに、養成・研修のためのテキスト「こどもアドボカシー活動の手引き」を発行しました。


  • 【こどもアドボカシー活動の手引き(最終版)】

子どもアドボカシー活動の質を担保し、向上させることを目的として、全国の意見表明等支援(子どもアドボカシー)事業の実践者や関係者向けに、養成・研修のためのテキストを作成しました。
手引き案:https://www.child-advocacy.org/activities/15617


  • 【子どもアドボカシースタートアップサポート】

オンライン面談やメールでのご相談を受け付けております。(相談無料)
詳細・お申込み:https://www.child-advocacy.org/activities/15079


  • 【⼦どもアドボケイト(意⾒表明等⽀援員)養成講座】

現在、子どもアドボカシー講座in愛媛の受講者を募集しております。愛媛講座(養成編):https://www.child-advocacy.org/activities/17396

子どもアドボカシー基礎講座の受講者も随時募集しております。基礎講座:https://www.child-advocacy.org/activities/17081